「ここ一番で飲む栄養ドリンク!」「飲んだら元気が出た気がする!」
…でも、ちょっと待って。
その“元気”って、本当に体が回復したサインでしょうか?
この記事では、栄養ドリンクの効果の正体と、気をつけたい“リバウンド疲労”について解説します!
栄養ドリンクは「回復」ではなく「興奮」しているだけ?
栄養ドリンクを飲むと一時的に元気が出るのは、
- カフェイン
- 糖分
- ビタミンB群
といった成分の影響で「交感神経が活性化されるから」です。

つまり、回復しているというよりはドーピング状態なだけです。だからその元気はあくまで一時的。
飲んだあと、逆に“ぐったり”することは?
これは「リバウンド疲労」と呼ばれるもの。
無理やり元気を引き出した反動で、
- 集中力の低下
- 強い眠気
- 倦怠感
などがあとからやってくることがあります。
使い方を誤ると、体をさらに疲弊させてしまうことも。
毎日飲んでいいの?
基本的に毎日飲むものではありません。
- 糖分が多い(1本で20〜30g近く)
- カフェインの摂りすぎで睡眠の質が落ちる
- 頼りすぎることで“本来の体調管理”が崩れる
などのリスクがあります。
あくまで「ここぞという時の補助アイテム」として使うのが正解!
🔄 成分目的で「使い分け」もアリ!
「栄養ドリンク=全部ダメ」ではありません。
たとえば、ビタミンB群やアミノ酸の補給を目的に、 カフェイン・糖分が控えめなタイプを選べば、
▶ 日常的なエネルギー補給や代謝サポートに役立ちます。
✔ ビタミンB群の働き
- B1:糖質をエネルギーに変換
- B2:脂質代謝・肌の健康
- B6/B12:神経やたんぱく質代謝、血液の健康
✔ アミノ酸の働き(BCAAなど)
- 筋肉の修復
- 疲労の軽減
- 持久力のサポート
こうした成分を目的に取り入れるなら、 カフェイン無配合・糖質控えめの製品がおすすめです。
医薬部外品や栄養機能食品に分類されるものを選ぶと、 日常使いでも安心度が高まります。
✅ おすすめのドリンク/控えたいドリンク
◎ 日常使いにおすすめ(成分目的で選びやすい)
- チオビタドリンク(ビタミンB群配合、比較的マイルド)
- エスカップ(カフェイン控えめ、価格も手頃)
- アリナミンVゼロ(糖分ゼロ、日常用として優秀)
- リポビタンフィール(女性向け、カフェインレス)
△ 常用は控えたい(興奮系/糖分・カフェイン高め)
- リポビタンDハイパー(カフェイン・糖分が多め)
- ユンケルスター/ユンケル黄帝液(刺激が強く高価格)
- モンスターエナジー/レッドブル(清涼飲料水だがカフェイン大量)
こうした強刺激系は、“ここぞ”という場面のみにとどめておきましょう!
栄養ドリンクよりおすすめの習慣
✔ 睡眠を見直す
→ 6〜7時間の睡眠が最強の回復法。
✔ 食事で栄養を整える
→ ビタミンB群や鉄分、たんぱく質を意識して摂る。プロテインはお勧め!
✔ 疲れた時は無理せず“休む”
→ ドリンクでごまかさず、体を休める時間も大事。
まとめ:「元気が出る」は“借金”かもしれない
栄養ドリンクで一時的に元気が出ても、それは本当の体力回復ではありません。
疲れの本質に向き合い、
- 睡眠
- 食事
- 適度な運動
- ストレス管理
といった「体を整える習慣」こそが、疲れにくい体を作ります。
“飲まないと動けない”ではなく、
“飲まなくても元気”を目指すのが、健康貯金1%の道です!
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